伝統のAPI サウンドをコンパクトな筐体に収めた、ペダル型のプリアンプです。
TranZformer シリーズのラインナップは、ギター用のGT とベース用のLX の2モデル。
共通する主な仕様は、API 525 直系のフィードバック型コンプレッサー、+/-15dB の3バンドEQ、入力ゲインと出力レベルコントロール、1/4インチフォン(アンバランス)とXLR (バランス)の2系統出力、クリップLED。
コンプは専用のツマミで掛かりの強さを6段階から選択可能。また出力端子はグランドリフトと位相反転スイッチを備えます。
GT とLX の違いはツマミの色とEQ の周波数帯域で、GT が200Hz / 1.5kHz / 5kHz、LX が100Hz / 400Hz / 2kHz です。
なおコンプとEQ は個別にオンオフできますが、両方をオフにしても入力信号は内部のプリアンプ回路を常に通り、Gain とLevel ツマミも効きます。
本体の寸法と重さは約20 x 14 x 10cm、約1.8kg。電源は付属の18V パワーサプライで動作します。
API TranZformer シリーズは米国で販売中。両モデルともに定価579ドル、実勢価格は492ドルです。
ここ最近はGRACE Design やChandler Limited、Joemeek、そしてAPI と、スタジオ機器メーカーによるギター・ベース用エフェクターが増えています。
またエフェクターメーカーではJHS がNeve 系の、Origin Effects がUrei 1176 系のペダルを発売するなど、スタジオ系という言葉はエフェクター業界におけるひとつの流行になりつつあります。
2018年5月19日追記:海外での発売から約1年半が経ち、ようやく国内販売が決まりました。実勢価格は両モデルともに税込7万5600円前後です。
ソース: API - TranZformer GT / LX
参考: ミックスウェーブ - API
アンブレラカンパニー - GRACE Design / Chandler Limited
ハイ・リゾリューション - Joemeek
関連記事
JHS The Crayon 発表、Colour Box の歪み回路を抜き出したコンパクトなドライブペダル
JHS Pedals がAPI 500 モジュールのエフェクターを発表。コンプ、歪み、ディレイなど6モデル
ユーロラック規格のモジュラーユニットをギター用ペダルにするPatch Box、米国Pittsburgh Modular が発表
ブログの更新情報はTwitterとFacebookでお知らせしています。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿