米国のギター・ベース用エフェクターメーカーJHS Pedals が、同社初のAPI 500 モジュールJHS Lunchbox 500 を発表しました。
執筆時点で詳細は未発表ですが、デザインから察するに既存のJHS 製品をランチボックス化したものと思われます。
API 500 とは、米国のレコーディング機器メーカーAPI (Automated Processes Inc.) が制定したラック規格。
電源供給機能つきの専用フレームに、様々なメーカーが販売するイコライザーやコンプレッサーなどの対応モジュールを挿して、自分好みのコンパクトなエフェクターラックを組めることが特徴です。
(Images from API Audio)
元々はAPI の独自規格でしたが、2006年に標準化プログラム「VPR アライアンス」を制定して門戸を開いてからは、レコーディング機器メーカーに加えてMoog、Eventide、Radial、Empress Effects、Strymon の創業者によるMeris など、多くの楽器メーカーも対応製品を発売しています。
そんな状況の中で発表されたJHS のモジュールは全6モデル。元ネタと思われるJHS 製品は、トップ画像の左からヴィンテージのNEVE コンソールを模したプリアンプのColour Box、不明、アナログコーラス/ビブラートのEmperor、アナログディレイのPanther Cub、オレンジスクイーザー系コンプのPulp 'N' Peel、Supro 系ドライブペダルのSuperBolt。不明の1台は500 モジュール用の新製品かもしれません。
JHS Pedals Lunchbox 500 シリーズは2016年春に出荷予定。詳細な仕様や価格などは1月21日からのWinter NAMM Show で発表予定です。
1980年代のギター界で一世を風靡したラックエフェクターが、コンパクトかつスマートな500シリーズに姿を変えて2010年代の世に復活しつつあるのかもしれません。
ソース: JHS Pedals (Facebook)
参考: API Audio - VPR Alliance
アンブレラカンパニー - API 500モジュール (VPRアライアンス) の電源フレームの選び方
Meris
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