ページ

2016/04/25

フロッピーディスクに録音する世界初のアナログディレイECHO、5月1日出荷で予約受付中


ドイツはハンブルクの音楽レーベルClouds Hill が、フロッピーディスクに録音するディレイペダルECHO の予約受付を始めました。

フロッピーと聞くとデジタルな印象を受けますが、ECHO はフロッピー内の磁気ディスクにアナログ信号を書き込むアナログディレイ。

同社は「フロッピーディスクを使ったアナログディレイが市販されるのは世界初」と述べています。




ECHO のコントロールは、ノブがSpeed、Wet/Dry Blend、Feedback、Main (出力音量)、本体上部の入力ゲインの5つ。

左上のスイッチはエクスプレッションペダルで操作する項目を4種類から選択。右上の2つのミニスイッチでは再生ヘッドA/B を個別にオン・オフできます。

フットスイッチは右からBypass、Mute、Motor。Motor はフロッピーディスク駆動用モーターをオン・オフすることで、ディスクの回転が停止・再開する際に生まれる独特な動作音を鳴らします。

筐体内には記録用・再生用・消去用の各磁気ヘッドや、フロッピーディスク用デジタルモーターなどを配置。ディレイタイムは0.06秒から1.6秒です。

そのほか寸法と重さは222 x 145 x 55mm、1.36kg。電源は15V DC / 1A のパワーサプライで消費電力は10W。


Clouds Hill ECHO Floppy Disk Delay の直販価格は、2016年5月1日出荷予定のシリアルナンバー002 から009までが1999ユーロ。今夏出荷予定の010 - 030が1499ユーロ。

いずれのロットもおいそれと買える値段ではありませんが、フロッピーディスク・アナログディレイという唯一無二の存在に惹かれる人は多いのではないでしょうか。

ソース: Clouds Hill - ECHO
参考: Clouds Hill (Facebook)

関連記事
Z.Vex、ロウソクの炎で動く世界初のエフェクターCandela Vibrophase 公開。フォトセル採用のフェイザー/ヴィブラート

古いテープレコーダーを改造したエコーユニットSPACE CASE Tape Echo。市販のカセットテープで動作、シンセやドラムマシンにも対応

古いハモンド製ヴィブラートを再利用したエフェクターAnalog Outfitters Scanner、スプリングリヴァーブも搭載

レトロな軍用端末を再利用したマルチエフェクター。Klone、ファズ、リングモジュレーターなど5種類のエフェクトを内蔵

ブログの更新情報はTwitterFacebookでお知らせしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

関連コンテンツ