英国のエフェクターメーカーCOG Effects が、新製品Tarkin MkIIとGrand Tarkin MkII を発売しました。ともにロシアンマフを元にしたファズペダルです。
名前にGrand の付かない無印Tarkin は、マイクロサイズのグリーンロシアン系ファズペダル。本家版と同じくギターとベースに対応します。
コントロールは基本のFuzz、Tone、Level に加えて、トーン回路のコーナー周波数を設定するLPF とHPF の2つのスイッチを搭載。
さらに本体内部にはクリッピング方法を3種類から選ぶミニスイッチを備え、幅広い音作りが可能です。
バイパス方式はトゥルーバイパス。電源はBOSS などの9V DC パワーサプライで動作します。
Grand Tarkin MkII は、無印Tarkin を元にクリーンブレンドやプリセット機能などを追加したベース用ペダル。
プリセットは2つ設定でき、左のフットスイッチで切替。2組あるClean とLevel ノブで、各プリセットのクリーンとファズの混ぜ具合を調節します。
歪みと音量を個別に設定できるので、一方をクリーン多めのバッキング用にし、もう一方をファズ全開のソロ用にして切り替えるといった使い方が可能です。
そのほか上段のSustain Tone、Mids ノブは両プリセット共通。入出力や電源は筐体上部に配置しています。フットスイッチはトゥルーバイパス。
直販価格は Tarkin MkII が130英ポンド(約2万1000円)、Grand Tarkin MkII が160英ポンド(約2万5800円)。また上の画像のようなカスタムデザインにも対応可能です。
マフ系ファズは星の数ほどありますが、Grand Tarkin のようなシンプルかつ実用的なプリセット機能を備えるものは少ないので、国内で手軽に入手できるようになれば人気になりそうです。
ソース: COG Effects
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